タトゥーを施した箇所から人食いバクテリアが侵入・・・

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(Image:wtvr)


海外メディアによると、アメリカでふくらはぎにタトゥーを入れた男性海で泳ぎ、人食いバクテリアに感染。その後、様態が悪化し死亡するという事故があったという。

通常、タトゥーを施された後数週間は感染症のリスクが高いため、描かれた箇所を清潔に保つ必要があるのだが、男性はわずか5日後に海で泳いでしまったという。





タトゥーを入れた後、わずか5日後にメキシコ湾で泳いでしまったために、最終的に死亡した男性。彼のタトゥーには「イエス・キリストは私の人生」という言葉が筆記体で書かれていた。


この男性の治療にあたった医師によると、彼は海で泳いだ3日後に脚に深刻な痛みを感じ、その後発熱、悪寒や入れ墨付近に異常が見られるようになったという。





University of Nationaの医師Nicholas Hendren氏は言う。
「彼の症状は数時間の内に急激に悪化していきました。患部の色が次第に変化し、痛みが増し、体液が出てくるようになったのです。」

「更に状態を悪化させたのは、彼が既に肝臓になんらかの問題を抱えていたため敗血症性ショックの初期段階にあったことです。これにより症状は急速に進行しました。」

病院での治療後、男性は数週間鎮静状態が保たれリハビリを行っていたのだが、入院から2ヶ月後突如様態が急変し敗血症ショックで死亡したという。







その後の検査の結果、男性を蝕んでいたものの正体はVibrio vulnificusという沿岸に生息するバクテリアであることが判明した。

V. vulnificusはアメリカで毎年80000人が感染しそのうち約100人が死亡していると推測されているバクテリア。

男性は、タトゥーを施した後わずか5日目に海で泳いでしまったため、タトゥーを入れる時にできた傷からバクテリアが侵入した可能性が高いとのこと。


今回、この男性はバクテリアに感染し死亡したが、過度に警戒する必要はないと医師のHendren氏は言う。
「ほとんどの健康な人であれば、このバクテリアに感染することはめったにありません。しかし、肝臓病を患っている方は気をつけたほうが良いでしょう。」

また、今回の事故はタトゥーを入れることが危険ということではないとも説明する。
「タトゥーは認可された安全な場所で施し、その後清潔に保っていれば何の問題もありません。傷を治すのと同じです。重要なのはこのとこです。」

[via:livescience,wtvr]